カテゴリ: 報告・レポート



山梨フェス1

昨年当会の「短期集中セミナー」で入門コースを終了された鶴田貴大さん。
今年はレギュラーの初級クラスを受講するため、毎月山梨県から熱心に通って来てくださっています。そんな鶴田さんが、昨年秋に開催された山梨県を盛り上げるフェスに、同僚の方と一緒に参加された時の模様をたくさんの写真とともにレポートしてくれました。

●経絡指圧を始めたきっかけは…

 山梨県で長年天然石の店を経営していた父親が、2019年脳梗塞で倒れ後遺症で身体が思うように動かなくなりました。それまで二十年余り東京で暮らしていた私は、父親の病気をきっかけに故郷の山梨に帰ることに成りました。
 そして父に少しでもよくなってもらいたいと思う一心で、町のマッサージ店でアルバイトを始めました。
 一年半程が過ぎ施術にも慣れると、次には本格的な施術でお客様にもっと喜んでいただきたいという思いが強くなりました。
 そこで、以前から興味のあった経絡指圧を調べて行くうちに、「経絡指圧普及会」のHPにたどり着いたのです。これが自分が求めていた施術だ!と思い、昨年から経絡指圧普及会に伺わせて戴くようになりました。
 まだ、経絡指圧にふれて半年ほどしかたっていませんが、これから長い年月をかけて、自分らしい経絡指圧の施術が出来たらと思っています。
 

イベントを通じて山梨県を盛り上げたい!
   
 写真と動画は私の住む山梨のフルーツパークで、昨年9月に開催されたイベント第二回「シアワセのカタチ」の風景です。
   山梨の10年先を見据えたコンセプトの元に集まった企業やこれから独立したい人達が集まったイベントなので、出店社や協賛者さんの熱量が高く今後、開催する度に首都圏近郊のお客様にもっと認知されるイベントになります。
山梨フェス4
 私は、微力だとは思いますが、経絡指圧を通じ、ご縁になられる方の身体や心を癒すことが出来たらと思い参加しています
 近い将来、経絡指圧普及会の方々にもイベントに参加していただき、いっしょに指圧ができたら嬉しく思います。




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[プロフィール]
鶴田貴大 (つるた たかひろ) 
山梨フェス3
昭和51年生まれ(45歳)。山梨県韮崎市在住
現在、天然石のお店を営む傍ら、マッサージ店で施術師として働いています。
近い将来、経絡指圧を基本ベースに、自分の施術を行うサロンを運営したいと思っています。

 スウェーデンの南、オスビー在住の明子さんからレポートが届きましたのでご紹介します。
明子さんは環境活動家としてヨーロッパで活躍されています。知り合いを通じてご縁ができ、ちょうど去年の今頃、経絡指圧の体験治療とワークショップをする機会を作っていただいたのがきっかけでお付き合いが始まりました。今、コロナ渦中で大変な時、ヨーロッパで知り合った方たちの安否が気になります。



 ご無沙汰しております。あれからちょうど一年が経ちました。この一年は長かったような気がします。たくさんの経験をしましたが、それはリウマチのおかげかも知れません。この一年はとても充実していました

 正美先生と初めてお会いしたあの日。「リウマチって頑固な人がなるのよね。癌も頑固な人の病気だけれど、リウマチと癌とでは、その頑固さに違いがあるのよね」と正美先生がおっしゃいました。ハハハ(笑)、当たってる。
 私は頑固じじいと言われていた祖父に育てらました。そして、その祖父を尊敬して育ちました。だから自然とその頑固さも受け継いでいるのかもしれません。スウェーデンで田舎暮らしをして27年になりますが、頑固な私だったからこそ、ここで生き延びられたのかも知れません。

 関節リウマチだと診断されて一年と一ヶ月が過ぎました。スウェーデンのリウマチ科から処方されるような薬は使わないで付き合ってみようと決め、自分でピンとくる他の方法を試しています。

 去年は正美先生のご縁で、ストックホルムの真記子(菅野)さんと繋がることができ、12回ほど施術を受けました。真記子さんの指圧のお蔭で去年一年を乗り越えられたと思っています。真記子さんはお忙しい中、毎月、私の住むスウェーデンの南の町まで足を運んで下さり、指圧の施術の他、指圧と太極拳のワークショップをしてくださいました。スウェーデンの人も指圧の良さを感じたらしく、いつも予約はいっぱいでした。感謝しています。

 今年は新型コロナウイルスによって、真記子さんの指圧の会もお預けになってしまいましたが、近い将来真記子さんの指圧を受けられる日が来る事を今から心待ちにしています。
 また石井さんのお家は完成したのでしょうか。いつかおじゃまできる日を楽しみにしています…。

 いつの日か、東京で正美先生にも触っていただきたい…。
 それまで生き延びられるよう、精進してまいります。


 では、まとまりませんが、この辺で。



☆投稿者紹介☆

Akiko Frid Byra
スェーデン南部の町、オスビー在住。ベルリンに本部を置く環境保護団体に所属し、環境保護活動家として講演やSNSなどを通して、地球の環境保護についてメッセージを発信し続けている。

サバンナ明子

Hoさんからマレーシアの状況についてレポートしていただきました。

今や世界共通の話題となった「新型コロナウィルス」。極東の中国や日本だけの重大事かと思っていた感染症は、あっという間に世界中に広がって行きました。一か月前は余裕だった欧米の国々が、今は厳戒態勢に入っていて…多くの人が先行きの見えないストレスや疲れを感じています。マレーシアではどうなのでしょうか?


Hi, my fellow friends at Zen Shiatsu Association, I hope you and your family are doing well. 
Since the Covid-19 outbreak in January in Wuhan, China, we at Malaysia have also been alert about the disease. Covid-19 is so much powerful than the previous epidemics. Up to today in Malaysia there are 1800 confirmed cases.
The Malaysian Government has announced lockdown from 18th March to 14th April. During this period, all businesses, except for essential businesses for example food, medical and banks, are shut down. Schools and government offices are closed too.
My daughter who studies in Bunka Fashion College Tokyo has returned to Malaysia since 1st March. Her return flight to Tokyo has been cancelled due to the lockdown.
Masami Sensei has told me that the Tokyo Olympic has been postponed to next year. I feel sorry for the organisers and volunteers who have put so much effort for the event. Hopefully the Olympic will be grander and more successful next year.
I believe that we, human will defeat the Covid-19 with our determination and discipline.
As a Shiatsu practitioner, we can play our part in assisting the society in the post pandemic process.
I wish Nobuyuki Sensei, Masami Sensei and all my dear friends in Japan safe and good health.
Ho Foong Heng 
25th March 2020
Penang, Malaysia


【日本語訳】

こんにちは。親愛なる友、経絡指圧普及会の皆さん。皆さんとご家族がお元気で過ごされていることを願っています。
さて、今年一月に中国の武漢で勃発したCovid-19(新型コロナウィルス)については、マレーシアに住む私たちもその感染症について警告を受けています。Covid-19は、これまでのどの感染症と比べても非常に感染力が強く、今現在までに1,800人の感染者が出ています。
マレーシア政府は3月18日から4月14日までのロックダウン(都市封鎖)を発表しました。この間、生活の根本的な物をを扱う商売、例えば食料品や薬、銀行などを除いて、すべての会社も店も閉鎖されます。学校も政府関連のオフィスも例外ではなく閉鎖です。
東京の文化ファッション大学で学ぶ私の娘は、3月1日からマレーシアに帰国していますが、この都市封鎖のため、東京に戻るための航空便がキャンセルされてしまいました。
マサミ先生から東京オリンピックが来年に延期されたとお聞きしました。私は、この大きなイベントのためにこれまで多大な努力を惜しまず注いできた主催者やボランティアの皆さんに対し、とてもお気の毒でなりません。来年行われるオリンピックが、より盛大にさらに大成功することを願っています。
私たち人類が私たちの決断と抑制で必ずCovic-19に打ち勝つと、私は信じています。
指圧治療師として、私たちが自分たちの役割を担うことで、このパンデミックの渦中にある社会を援助していくことができます。
最後に、ノブユキ先生、マサミ先生、また親愛なる友人の皆さん全員がご無事で健康でありますようにお祈りしています。

何鳳卿
Ho Foong Heng
2020年3月25日
マレーシア、ペナン島
Hoさん

 こんにちは!経絡指圧普及会の藤崎正美です。

 ここ一週間で新型コロナウィルスは欧米大陸にも広がって、イタリアやオーストラリア、アメリカでもトイレットペーパーが品切れ状態だそうです。今までマスクをする習慣の無かったヨーロッパの人たちも、ここに来てさすがにマスクを着用する人が増えたように見うけられます。 日本では、政府がマスクの増産を生産会社に要請しているものの、まずは医療現場や介護施設への流通が優先されるので、庶民の手元にはまだまだ届きそうにありません。トイレットペーパーやお米は店先に並ぶように成りましたが、マスクだけは以前品切れ状態のまま。使い捨てのマスクは今や貴重品と成っています。我が家では、以前風邪を引いた時に買った60枚入りの一箱の残りが在って余裕だったのですが…このコロナ騒ぎで毎日常用するようになって残りはあとわずかに…。

 そこで花粉症でもないし咳も出ないのですが、仕事上エチケットとしてマスクは必要!売ってないなら作ろうか…!ってことで、マスクを手作りする事にしました。最初はYoutubeを見てペーパータオルやペーパーナプキンなど安い材料で簡単にできるものを試作してみたのですが、通気性が悪い上、ちょっと見はマスクっぽいのですがいかにもちゃちな作り。これは使い捨て。せっかく作るならもうちょっと着け心地の良い長持ちするマスクにしたい!という事で、ちょっと面倒ですが布製マスクを手作りする事にしました。

 と言っても、みんな考える事は一緒で、今度はマスクの材料(ダブルガーゼの布、マスクゴム、ノーズワイヤーなど)がどこも品不足で…材料集めも大変です。お気に入りのお店「リックラック」さんでマスクの型紙を購入して、今日は手元に有る材料で代用して、プリーツマスクを作りました。試作品も含めて8点完成。たかが小物のマスクですが、丁寧に作るとけっこう面倒で思った以上に時間がかかりました。

手製マスク2
でも着け心地はまあまあ。白いマスクなんか市販品と変わりないくらい全く違和感ないでしょう?今日は花柄のダブルガーゼを着けてみました。
手製マスク1

 いかがでしょうか?そんなに変ではないですよね?派手ではないし…次は形の違う立体型マスク作りに挑戦します。指圧の治療やセミナーの終わった後にするプチ内職なので量産はできません。頑張って少し余分に作って、花粉症で困っている身近な人たちにプレゼントするつもりです。

日本では新型ウィルスの感染が徐々に広がり、国を上げての防衛作戦で社会活動が停滞している状態。ヨーロッパではイタリアでの感染者が見つかってからは以前より少し締め付けも厳しくなったようですが…北欧ではどうなのでしょうか?スウェーデン在住の菅野さんからリポートが届きました。

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こんにちは!ご無沙汰しております。スウェーデン在住の菅野真記子です。
今年、ストックホルムは今までにない暖冬になり、全く雪が振らなかったのですが、昨日から雪が振り始めて今朝起きたら一面真っ白。大粒の雪が空からザンザン降ってきていて、やっと冬らしい景色になっていました。冬将軍の遅い到着です(笑)コロナのことは、こちらに住む日本人の間でも日々話題になっています。

日本全国で過敏になっていること、手に取るようにわかります。とにかくマスコミが騒ぎ立てて、見ているとネガティブな気持ちになるばかりだから、もうテレビは見ないと私の家族や友達は言っています。情報も錯綜して、その上政府が内容を操作しているのではという憶測もあって、医療関係者がフェイスブックで発信している内容の方がよっぽど信頼できるという印象を持ちます。スウェーデンでは確か3週間ほど前だったか、初めての感染者が確認されました。実は私と主人は、家でスウェーデンのテレビを見ることが無く、日本のお笑いやバラエティーばかり見ているので、スウェーデンの時事は主にフェイスブックや周囲の日本人から情報を得ています。ですので、現状があまりよくわかっていないのですが(汗)。

最近、イタリアで感染が急激に広がり、スペインやノルウェーでも感染者が確認されました。昨日たまたま薬局に行った主人が、「消毒液が売り切れていた」と言ってビックリ!国内でそんなに過剰反応があるとは知りませんでした。トイレットペーパーなどの買い占め騒動、日本らしいなぁ~という印象です。いえ、きっとこれからは世界のあちこちで同様のことが起こるのでしょうね。ここでも既に消毒液はどこも完売ですし…。マスクはこちらではする習慣がなく、どこにも売っていないのですが本格的に流行し始めたらどうするんだろうと思います。私は何年か前に日本で買ったマスクが家にたまたまあるので大丈夫ですが。この国でマスクして外を歩いたら、感染者だと思われて通報されるかも…。

今、ネットでスウェーデンのニュースを読んでみましたが、最近新たに4人の感染者が確認され、いずれも容体は安定しているそうです。最新情報として、スウェーデンでは今日現在全国で24人の罹患者が確認されており、彼らは主に北イタリアやイランに旅行した人たちです。 市民はもし発熱・喉の痛み・咳などの症状が出たら病院へは行かず、指定された医療機関に電話すれば、自宅に検査キットを持った医療従事者が来てその場で検査してくれるそうです。

自分で出来る対策としては、他のインフルエンザと全く同じで、自分の免疫を整えておくのが最重要だと思います!私自身も基本的な情報はきちんとチェックした上で、あとはいつも通りの日常を過ごすつもりです。不安や恐れが一番身体に悪いです。手洗いなど基本的なことはもちろんきちっとやった上で、よく食べよく眠りストレスが溜まらないようにして、あとはお笑い見て爆笑していようと思っています(笑)もちろん指圧で体調を整えておくこともとても役に立ちます!

ともあれ、世界的に感染が広がりそうではありますが、一日も早く収束することを祈っています。日本はオリンピックも予定されていることですし、経済への影響も気になりますよね。日本に比べてまだまだ罹患者が少なく、街中はいつもと変わらない雰囲気で生活には何も変化や支障がありませんが、今後の国の対策が注目されるところです。(と書きつつ、スウェーデンのニュースを全く見ない私ですが…笑)


ストックホルム在住・菅野真記子 
菅野

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